宇津救命丸株式会社公式サイト

宇津救命丸株式会社の行事紹介

2024年02月09日

『初午』と『しもつかれ』

初午(はつうま)とは

毎年2月の中旬、宇津救命丸本社では初午の行事があります。
初午とは、奈良時代の和同4年(711年)に、伏見稲荷大社に祀られている神様がいなりやまに降臨された日とされ、五穀豊穣を祈る行事のことです。

午(うま)は十二支の1つですが、昔は日付を表すためにも十二支を使い、1日目が子(ね)で始まり、七番目が午の日となります。

初午とは2月の最初の午の日のことで、今年は2月12日(毎年変わります)。

旧暦では2月の立春が一年の始まりとされ、本来は春の農事に先駆けて豊年を祈る祭ですが、現在では商売繁盛、家内安全なども祈願されています。また、初午に参加できない人は二の午、三の午に参加します。

当社の初午は工場中庭にある小さな神社で行い、千年以上昔からある安住神社の宮司さんに儀式を執り行って頂きます。今年は12日が休日であることと業務の都合で14日に行うことになっています。

神社画像

初午に食べるもの

神様の使いがきつねだったことから、好物の油揚げや米俵に見立てた稲荷寿司をお供えするのが一般的ですが、当社の本社・工場がある栃木県や北関東では、「しもつかれ」という伝郷土料理を赤飯と一緒に供える習慣があります。また、沢山の家のしもつかれを食べると病気にならないと言われ、近所で交換して食べる風習もあったそうです。

しもつかれ画像

「しもつかれ」のレシピは、正月に食べた塩引きの鮭の頭や、節分に撒いた豆の残りの大豆などの残り物を使い、鬼おろしですった大根と人参、油揚げ、野菜、大豆、酒粕などを入れて煮込んだ料理です。名前の由来は、下野(しもつけ)からきたという説と、酢むつかりからきたという説があります。

しもつかれ料理画像

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